SWIFTからのロシア排除、資金供給迫られる可能性 支払いの延滞や決済網内での巨額貸し越し招く恐れ

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国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際決済ネットワークからロシアの一部銀行を排除する決定は、支払いの延滞や決済網内での巨額の貸し越しを招く恐れがあり、米国をはじめとする金融当局は再び市場へのドル資金供給を迫られる可能性がある。

クレディ・スイス・グループのストラテジスト、ゾルタン・ポズサー氏は27日に公表したリポートで、SWIFTからロシアの一部銀行を排除する決定による短期金融市場への影響をこう分析した。

同氏は2008年の「リーマン・ショック」や20年3月の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による市場への衝撃との類似性に言及し、「中央銀行は28日に再び、マーケットメークを行う態勢を整えておくべきだ」と警告した。

同氏の見解では、現在の超過準備とリバースレポ・ファシリティーでは不十分で、金融当局は行動する必要がある。結局のところ、量的引き締め(QT)を通じてバランスシート圧縮に着手する方向に進んでいる米連邦準備制度が実際には再拡大させる可能性もあるという。

ワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)本部Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg

原題:

SWIFT Ban Means the Fed May Need to Be Ready With Dollars(抜粋)

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著者:Ben Purvis

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