安倍首相は、「2つの顔」を持っている 「ギャンブラー安倍」は、賭けに成功するのか

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さて、秋のG1シリーズは、4回連続でG1未勝利馬が勝利するという波乱の展開である。そして今週末のエリザベス女王杯(16日、京都競馬場第11レース)は実績馬がいっぱい、どれが来てもおかしくないように思える。

エリザベス女王杯は、4歳馬のメイショウマンボを軸に

躍進の3歳馬か、古馬の意地か。前者を選ぶならば、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラといった秋華賞上位組からだが、筆者は昨年の覇者であるメイショウマンボを狙いたい。宝塚記念と京都大賞典でボロ負けしたので、程よくオッズが下がってくれたのがありがたい。この子は、「男子」が居ると意識しちゃってダメになるけれども、牝馬限定戦にはめっぽう強い。「女子会」なら、あのブエナビスタだってねじ伏せたアパパネと同じタイプである。

メイショウマンボから薄目に馬連で。ヴィクトリアマイルではこの手で、うまくヴィルシーナが引っかかって筆者に「中穴」をもたらしてくれた。これでレッドリヴェールあたりが来てくれようものなら笑いが止まらない。

あんまり欲深なことを言っていると、Pragmaticなギャンブルではなくなってしまうからご用心。それでも「負ければ自己責任」で済む競馬は、なんと潔いものであろうか!

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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