あなたにも出来る!社労士合格体験記(第17回)--失業中の放浪体験も仕事の糧になる
20代はネパール、タイ、フィリピン、シンガポール、中国、韓国、台湾、香港などアジア諸国。30代はイギリス、スペインなど欧州諸国。さらに駐在した北米や、マヤ・インカ文明と音楽に魅せられて回ったメキシコ、グアテマラ、コスタリカ、キューバ、ペルーなど中南米諸国。結婚後は南アフリカ、ハワイ、カナダ、フランス。
そして会社を辞めて、シベリア鉄道に乗るためロシアへ渡り、その後ラトビア、リトアニア、ポーランド、デンマーク、ドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリー、トルコと回った45歳での1カ月半の放浪。失業中にも、経済的な無理を押して、今の中国と韓国を見てきました。そのすべての経験が、巡り巡って収穫の時を迎えるのですから、人生は面白いものです。
「もったいない精神」で勉強も継続
社労士の試験勉強も、生来の「もったいない精神」で何とか続けました。すでに支払った半年分の講座料金は戻らないので、出席しないとお金がもったいない。せっかく勉強を始めたのに、一度も受験しないのはもったいない。将来にチャンスが広がる可能性を、みすみす潰すのももったいない。
試験は8月第4週目の日曜日に予定されていましたが、その頃になれば出勤日でも、1日くらい夏休みで取れるだろうという目算もありました。
もちろん仕事が始まると、勉強時間は格段に減少しました。ただ、週2回の学校だけは、たとえ遅刻しても必ず出席。そして聞き逃した部分は、講義ビデオを借りて補うという繰り返しで、なんとかモチベーションを維持しました。
日本で最初の社会保険
NHKでの仕事始めから、いきなり駆け込むことになった病院。保険が効く治療ならば誰でも健康保険証を提示して、3割負担(幼児は6歳に達する年度末まで2割負担、70歳以上は原則1割負担)で診療を受けることができます。