続伸か反落か、爆騰後の株価はどうなる? 外国人投資家は黒田日銀に敬意、政治にブーイング

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さて、ブーメランを受け止めた日銀にいったんは敬意を表した国内株式市況ではあるが、投機筋が「売り持ち」をあわてて買い戻したことが、先週末の日経平均急騰に大きく寄与したと推察される。

株価は買戻し一巡後反落、実態確認して上昇基調へ

ただ、こうした買い戻しは短期で一巡する。また前述のように、追加緩和しても、銀行に資金が滞留する状況は容易には改善せず、中長期的な景気押し上げ効果は怪しい。国内政治のごたごたもあり、いったん株価は下押しするのではないだろうか。

それでも、日銀の緩和が効こうが効くまいが、最終的には株価は企業収益に沿って動く。

足元発表が続いている、7~9月期の企業業績は、想定を上回る好決算が優勢となっている。したがって、昨年「異次元の緩和」を受けた、同4月から5月下旬にかけての行き過ぎた楽観による株価の高騰と、その直後から6月半ばにかけての大幅な反落のような、大ブレはないだろう。

今回の追加緩和を受けての市場の反応は、小楽観と小反落にとどまるのではないだろうか。すなわち、目先の日経平均は早晩反動で下押しするが、1万6000円台にとどまりつつ底値を確認する。その後、実態経済・企業収益の持ち直しに沿った、緩やかな上昇基調へと進んでいくというのがメインシナリオだ。

今週(4日~7日)は国内企業の決算発表に加え、米雇用統計(7日)など重要な材料が多いが、米国を中心とした世界的な景気持ち直しに揺らぎは少ないと見込む。経済政策やGPIFの資産配分変更などに、過度な期待も悲観も持たず、淡々と押し目を拾う姿勢が望ましいだろう。

今週の日経平均株価の予想レンジは1万6000円~1万7200円と少し広く取りたい。追加緩和による、さらなる株価高騰を期待して、高値で大いに買いを進めれば、それがブーメランとなって今度は投資家に突き刺さりかねないので、中期では注意が必要だ。

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