「ノートe-POWER 4WD」雪道をスイスイ走る秘密 日産の氷上試乗会で実感した緻密なコントロール

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力強く滑らかなだけでなく前後輪の駆動力を自在に制御できるのがe-POWER 4WDの強みだ(写真:日産自動車)
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「NISSAN intelligent winter drive」と題された氷上試乗会がメディア、ジャーナリスト向けに開催された。会場は長野県の女神湖特設コース。凍った湖の上という滑りやすい路面で、クルマの操縦性、制御技術などについて体感するのがその目的だ。厳しい状況の中、万全の感染対策をもってイベントを実行してくれた日産自動車広報部に、まずは感謝である。

一番のお目当ては「ノート/ノート オーラ」に設定されたe-POWER 4WDモデルでの氷上テスト。定常円旋回、スラローム、ブレーキング、ハンドリングコースなどさまざまな舞台で、その実力を確認した。

ノートのe-POWER 4WDが大幅進化

2020年11月にデビューした現行モデルの日産ノート、そしてその派生車種として2021年6月に登場した上級モデルのノート オーラは、ともにe-POWER専用車となる。e-POWERとはいわゆるシリーズハイブリッドのことで、搭載される1.2Lエンジンは直接車輪を駆動することなく発電に徹して、駆動は電気モーターによって行うというシステムだ。

そのメリットとしては、減速時に回生によってエネルギーを蓄えることができるのはもちろん、内燃エンジン車よりも圧倒的に緻密な駆動力制御が可能ということが挙げられる。単純に車輪の空転を抑えるにしても、エンジンより電気モーターのほうがはるかに緻密に制御できる。実際に、トルク制御は1万分の1秒単位で行われるという。おかげで端的に言えばきわめて力強く、そして滑らかな走りが実現できるのである。

ノート、ノート オーラともに主力は前輪駆動だが、e-POWER 4WDは後輪も電気モーターで駆動する。先代ノートe-POWERにも4WDモデルは設定されていたが、これは日産自らモーターアシスト方式と呼んでいたように、後輪駆動用の電気モーターは最高出力4.8PS、最大トルク15Nmと小型で、発進から30km/h程度までの間のみ後輪を駆動して雪道などでの発進を助ける程度のものだった。

それに対して新型の後輪駆動用電気モーターは最高出力68PS、最大トルク100Nmと桁違いにパワフル。これによって速度域を問わず、有効な駆動力を得ることが可能になった。前後輪の駆動力の自在な制御による車両挙動の緻密なコントロールが実現したのだ。

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