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婚姻数急減「人と会えなかった2年」の深刻な影響 失われた11万組の埋め合わせなければ出生数減も

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  • 仲田 泰祐 東京大学大学院経済学研究科 准教授
  • 千葉 安佐子 東京財団政策研究所 博士研究員、政策研究ポスト・ドクトラル・フェロー
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2021年の婚姻数の確定値は未公表であるが、公表されている速報値や概数値は、11月時点で、2020年よりもさらに低い水準で推移している可能性を示唆している(図2)。

図2 月次婚姻数の推移

情報が公開されていない12月の婚姻数が過去10年間のトレンドに従っていると仮定して2021年の婚姻数を(今年9月に公表される確定値ベースで)推計すると、50.4万組(推計レンジ50.0万~50.7万組)となる。つまり、2021年の婚姻数も、2020年に引き続きトレンドから大幅に下方乖離することが見込まれる。

2020~2021年で11.1万組の婚姻が失われた?

トレンドとの乖離は、2020年と2021年を合わせると11.1万組(推計幅10.8万~11.5万組)である。トレンドに従った場合の数字は、仮にコロナ禍がなかった場合の婚姻数と解釈できるため、この11.1万人が「コロナ禍で失われた婚姻」の推定値であると解釈できる。

何故、婚姻数が大幅に減少したのであろうか。いくつかの仮説が考えられるが、その1つはコロナ禍における出会いの減少である。

限られたデータからは確定的なことは言えないが、年齢別の婚姻数データはこの仮説と整合的である。一般的な傾向として、30歳以上(黄色の線)のほうが29歳以下(青色の線)よりも結婚までの交際期間が短い(図3)。

図3 夫婦の平均交際期間

従って、仮にコロナ禍での出会いの減少が婚姻数の減少に結び付いたのだとすれば、30代以上の婚姻数(黄色の線)が20代以下の婚姻数(青色の線)に先行して減少しているはずである。女性の結婚年齢別の婚姻数を見ると、コロナ禍の2020年2月以降、30歳以上の女性の婚姻数は、29歳以下の女性の婚姻数よりも大きく減少している(図4)。コロナ禍以前には、両者の年齢層の減少は同程度である。

図4 年齢別月次婚姻数の推移(2017年同月比) 

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【出会い以外のさまざまな要素ももちろん影響】

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