この冬「東京都心が2度も積雪」に見舞われた理由 1/6~7に続き2/10~11も、今後も首都圏で雪のおそれ

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今年1月6日は、2018年以来の大雪でした。

1月6~7日にかけての大雪では都心部でも積雪が目立ちました(写真:AP/アフロ)

東京都心で積雪10センチ以上、23区に大雪警報が発表されたのも2018年以来、4年ぶりです。

2022年1月6日天気図(出所:weathermap)

ただ、2018年の大雪の日と天気図を見比べると、南岸低気圧が本州から離れています。

このため当初、雪が降ってもそれほどの降雪量にはならず、東京都心では芝生にうっすら積もる程度の見込みでした。

なぜ、予想以上の大雪となったのでしょうか。

2022年1月6日天気図(出所:weathermap、筆者加工)

実は、はじめから予想されていた南岸低気圧の北側に、もう1つ小さな低気圧ができたのです。

また、予想より雪の降り出しが早かったために気温が低く推移したことも理由として挙げられます。

最深積雪は、東京10センチ、横浜8センチ、千葉と水戸7センチが観測されました。

帰宅時間を直撃してしまい、大変な思いをされた方もいらっしゃったと思います。

この冬は今後も雪のおそれ

さらに、今シーズンはまだ雪が降る日がありそうです。

東京の16日予報(出所:weathermap)

3連休最終日の13日から14日にかけては、南岸低気圧が発達しながら進みます。ちょうど八丈島付近を通る見込みです。首都圏は13日から雪が降り始めるところもあり、東京都心では13日は雨が降り出し、14日未明から朝にかけては雨が雪に変わりそうです。

そして、19日から20日にかけても雪の可能性があるでしょう。

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