オミクロンの蔓延で街角の景況感がさらに悪化 街角景気は東日本大震災以来の大きな下げを記録

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1月の景気ウオッチャー調査によると、景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比19.6ポイント低下の37.9となった。昨年8月以来の低い水準で、東日本大震災が発生した2011年3月(24.9ポイント低下)以来の下げ幅だった。低下は5カ月ぶり。内閣府が8日発表した。

「家計動向関連」は34.5と前月から24ポイント低下した。オミクロン株による新型コロナウイルス感染再拡大で首都圏などに「まん延防止等重点措置」が発出され、人出が大きく減少する中、小売りや飲食、サービスが大幅に悪化した。「企業動向関連」は3.9ポイント低下の45.1。原油高騰による原材料価格の上昇などが影響した。 

2、3カ月先の景気の先行き判断DIは7.8ポイント低下の42.5と、3カ月連続で悪化した。内閣府は、新型コロナの影響で景気の「持ち直しに弱さがみられる。先行きについては、持ち直しへの期待がある一方、コスト上昇などや内外の感染症の動向に対する懸念がみられる」と指摘した。 

 

 

 

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著者:伊藤小巻

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