オートキャンプブームで「ルーフテント」に熱視線 東京オートサロンで見つけた注目アイテムたち

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後方から見たポップアップルーフ(筆者撮影)

ただ、難点もある。ポップアップルーフの場合は、一般的にクルマの室内からテント内へアクセスできるのに対し、ルーフテントでは、車外からハシゴなどを登って入ることになるのがやや面倒だ。だが、手軽に取り付けられ、取り外せば純正の屋根に戻せるなどの手軽さは魅力で、アウトドアに興味がある幅広いユーザー層に注目されている。

人気ルーフキャリアブランドのスーリー製ルーフテント

スーリー製のルーフテント(筆者撮影)

そんなルーフテントの中でも、今回の東京オートサロンに出展された注目アイテムをいくつか紹介しよう。まずは、スウェーデンのブランド「スーリー」がリリースする「スーリー テプイ エクスプローラー(Thule Tepui Explorer)」シリーズ。自動車用品の商社である阿部商会がブース展示した。

スーリーは、主にルーフキャリアを扱うブランドで、日本でも数十年前から人気が高い。その有名ブランドが新規に立ち上げたのが当シリーズだ。ブースには、屋根に大人3名が収容できる「クケナム3」を装着したトヨタ「RAV4」を展示した。製品の特徴は、テントの生地に紫外線・カビへの耐久性に優れた高品質なコットン素材を使い、すべての季節に対応することだ。

また、テント周囲の各部にメッシュパネルを備えることで、内部を換気することが可能。テントは2重構造で、防水性が高いレインフライを取りはずし、すべてのパネルを開けば、より通気性を向上させることができ、夏場の晴天時でも快適に過ごすことができる。

ほかにも6.5cm厚の高密度マットレスを付属、小物の収納に最適な4つの室内ポケットを用意するなどで高い実用性を誇る。

ヤリスクロスに装着されたスーリー製ルーフテント。こちらは2名就寝タイプで、コンパクトに収納可能(筆者撮影)

ラインナップには、今回展示された3名の収容が可能なクケナム3のほか、収容人数2名の「エアー2」、生地を地上まで延長させテント下にもスペースを確保できる「アウタナ3」(収容人数3名)や「アウタナ4」(収容人数4名)などを揃える。価格(税込み)は31万9000円~58万3000円だ。

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