痩せ型・飲まない人も「脂肪肝」油断できない理由 全身の臓器に影響を及ぼす可能性もある

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お酒を飲む飲まないに関係なく起こるのが「脂肪肝」……(写真:masamasa2/PIXTA)
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ああ、やっぱり正月に肥えたな……とお嘆きの方も多いだろう。残念ながら、そのヤバさは肝臓にも反映されるらしい。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

いわゆる“沈黙の臓器”の異変を危惧するのは、東長崎駅前内科クリニックの吉良 孝文先生だ。

数ある肝臓病の中で今問題となっているのが、酒を飲む飲まないに関係なく起こる「脂肪肝」だと言う。

話を聞いたのはこの人!
吉良文孝●東長崎駅前内科クリニック院長。内科医・消化器内科医・内視鏡医としてのキャリアを活かし、2018年に開業。日本肝臓学会専門医でもある。

3人に1人の肝臓がフォアグラ化

――肝臓の病気といえば“酒好き” がかかるイメージですが……。

確かに、肝臓にとってアルコールが大敵であることは間違いありません。

肝臓はアルコールを分解する働きを持ちますが、大量の飲酒によりその過程でできる毒素が多すぎると、肝臓の機能に影響を及ぼします。

また、アルコールによって発生した毒素が肝臓内に脂肪を貯め込みやすくするため、「脂肪肝」になりやすいのです。

――「脂肪肝」という言葉は良く聞きますが、どんな病気なんですか?

脂肪が肝臓に溜まっている状態を「脂肪肝」と言います。

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