人見知りの彼女が「殻を破った」意外なきっかけ 俳優・芳根京子「来るもの拒まず」仕事の流儀

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芳根さん:周りの人からは『そんな無茶な働き方をしていたら寿命が縮まるよ』なんて言われるんですけど、『いいじゃん! 本望じゃん!』 と感じていて。だって、10代から好きなことを仕事としてやらせてもらえて、すごく幸せだから。

俳優としてお仕事をするようになってから、すごく幅広い役に挑戦させてもらいました。中には『何で私に?』という役もたくさんあったけど、『まずはやってみよう』と挑戦してみると、毎回発見がいっぱいありました

自分が思いもしなかったような仕事に挑戦して、そこで一生懸命くらいつくうちに『経験値が爆上がりする感覚』がたまらなくて、辞められないんですよ。
こんなに仕事が楽しいんだから、やっぱり寿命も縮まらないんじゃないかと思います(笑)

大きな瞳を一層輝かせながら芝居の楽しさを語る芳根さん。『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』でタビサを演じたことで、また新しい発見があった。

芳根さん:私、7歳の女の子もできるんだ! って(笑)。『できない』と思うことで本当にできなくなってしまうことってあるから、気持ちだけは負けないようにしたいなと改めて思いました。今後も、どんなお仕事も来るもの拒まずのスタンスで突き進んでいきたいです。

可能性に蓋をしないことで、新しい挑戦の扉を開く

「自分らしさ」や「得意なこと」に仕事の価値を置く人も多い中、「来るもの拒まず」の芳根さんのスタンスは、その逆とも言える。けれど、そのスタンスがあるからこそ、常に新しい挑戦の扉が開く。

可能性に蓋をしないことが、より良い未来を切り開く一歩につながる。芳根さんの仕事観は、そんな気づきを与えてくれた。

取材・文/阿部裕華 撮影/竹井俊晴

芳根京子(よしね・きょうこ)さん
1997年2月28日生まれ。東京都出身。2013年、ドラマ『ラスト♡シンデレラ』で女優デビュー。2015年にはドラマ『表参道高校合唱部!』で初主演を務め、翌年のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインに抜擢。2019年に映画『累-かさね-』『散り椿』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在放送中のドラマ『真犯人フラグ』、22年公開予定の映画『峠 最後のサムライ』に出演 ■Twitter ■Instagram

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『Woman type』編集部

「Woman type」は、キャリアデザインセンターが運営する情報サイト。「キャリア」と「食」をテーマに、働く女性の“これから”をもっと楽しくするための毎日のちょっとしたチャレンジをプロデュースしている。

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