人見知りの彼女が「殻を破った」意外なきっかけ 俳優・芳根京子「来るもの拒まず」仕事の流儀

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芳根さん:今、『真犯人フラグ』というドラマの撮影をしているんですけど、2クール放送のドラマに出演するのは初めてで。通常のドラマ撮影は2~3カ月で終わるのに比べて、今回は撮影期間も約半年と長いので、心地よく働くためにも共演者の皆さんと一緒にいい現場をつくっていかないと、という気持ちになりました。

それで、スタッフ・キャストの皆さんと仲良くなれるように、現場に入った初日から、自分でたくさん話し掛けに行くようにして。ドキドキしながら声を掛けに行って、今まで自分がコミュニケーションを人任せにしてきたことを痛感しましたね(笑)

この意識の変化には、芳根さんが「若手俳優」の枠から抜けてきたことも大きく影響している。

これまでは自身が最年少の現場が多かったが、最近では年下の共演者も増えてきた。だからこそ、「自分自身で、次の突破口を開いていきたい」と力強く語る。

芳根さん:私自身、まだまだ俳優としては未熟だけど、現場で年下の方が慕ってくれたり頼ってくれたりする機会も増えてきて、すごくうれしいんです。だからこそ、相手の立場に立ってどう接したら安心してもらえるかを考えるようになりました。

せっかく縁があって一つの現場に集まったメンバーだから、気持ち良くお仕事がしたい。それは周りの人たちのためでもあるし、結果的に自分がいい仕事をするための環境づくりにもなると思っています。

来るもの拒まずで突き進む俳優道

今後のキャリアプランについて尋ねると「20代は仕事中心でもいいかな」とあっさりと言う。

芳根さん:ちょっと大げさな言い方ですけど、個人的には『倒れるまで突き進む!』くらいの気持ちでお仕事をしたい。たとえハードな日が続いても、それは今しかできない働き方なのかな、って。もちろん多少のお休みは欲しいですけど(笑)

そこまで芳根さんを突き動かすもの。それは「芝居が好き」という原動力だ。

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