「芸人の家計簿」分析!お金が貯まらない人の盲点 「いつの間にかお金がない!」の根本理由は?
先ほどの「じゃパン」のようなケースを、ぼくはほかにも知っていて、「いつのまにかお金がなくなっている」という人は、そもそも「自分の支出を正確に把握できていない」という盲点に陥っているケースがじつに多いことが、これまで多くの人から話を聞いて明らかになりました。
たとえば、「貯金ができない人」に話を聞くと、クレジットカードで買い物している人がとても多いです。
クレジットカードは便利でぼくも使いますし、そのこと自体が悪いわけでは当然ありません。問題は、「何にいくら使っているのか」を把握しないまま、クレジットカードでの買い物を重ねている人も少なくないという点にあります。
そして、「いつのまにかお金がなくなっている」「何に使ったかわからない」「来月から、がんばればいい」という人たちを、じつにたくさん見てきました。
実際、カードローンの残高がある人に「どれくらいあるの?」と聞いても、「よくわからない」という答えが返ってくることが、思いのほか多いのです。
貯まらない人も「見える化」で変わる
「見えない支出」を気にとめずそのままにしている無頓着さは、「お金が貯まらない人」の特徴の1つといえます。「見えない支出」は友達のふりをして、あなたに近づいてきます。絶対に仲良くしてはいけません。
だからこそ大切なのは、「自分のお金の流れを『見える化』する」ことです。「よくわかっていない支出」つまり「見えない支出」をしっかり認識し、自分の支出を把握するようにしましょう。
先ほどの例のような「お金が貯まらない人」にも、「支出を見える化」するルールをアドバイスすると、「貯金ができるようになった!」と感謝されることが多々あります。
「いつのまにかお金がなくなっている」という人は、ぜひ一度、クレジットカードでの買い物も含めて、「自分が月々『何に』『いくら』使っているか」をしっかり把握することから始めてみましょう。
たったそれだけで、「見えない支出」がぐんと減り、「お金が貯まる」ステップへ、着実に近づくことができるはずです。
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