「芸人の家計簿」分析!お金が貯まらない人の盲点 「いつの間にかお金がない!」の根本理由は?
コミュニケーション力、トーク力を生かした「お金」や「税」の話が「わかりやすい」と評判で、税理士会、法人会、医師会、各種学校、中小企業などで5000人以上に講演をするなど、人気を呼んでいる。
自他共に認める「6000人の吉本芸人の中で一番お金に詳しい芸人」の、さんきゅう倉田氏が、この度、『お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール』を上梓した。
「節約」「節税」「貯金」「保険」など、お金の基本的なことを初心者にもわかりやすく解説しつつ、お金持ち、お金がない貧困芸人両方の「実際に目撃したエピソード」が満載の1冊で、発売わずか20日で増刷するなど話題を呼んでいる。
さんきゅう倉田氏が、「お金の流れを把握することの大切さ」について解説する。
「意志」だけでなく「ルール」が大事
ぼくは、「元国税職員のお笑い芸人」として、「お金」や「税」について講演会でお話したり、収入が増えずに困窮する人たちの話を聞いたりする機会が多くあります。また、芸人仲間をはじめ、「お金がない」と困っている人へのアドバイスを、たびたびしてきました。
「お金が貯まらない」人に限って、よく言うセリフがあります。それは、「いつのまにかお金がなくなっている」というものです。
もちろん、お金が自然と消えるはずはなく、「使うからなくなっている」わけですが、ぼくも含めて、よほどの聖人君子でない限り、欲望に負けてついお金を使ってしまいがちです。そして、気がつけばお金は減っていて、貯金はなかなか増えません。
だからこそ、「お金を貯めよう」と思うならば、自分の「意志」だけに頼らず、「ルール」をきちんと決めて、それを守ることが必要になります。「いつのまにかお金がなくなっている」という人へ、まずおすすめしたいのは、「出ていくお金の流れ」を把握することです。
本記事では、いつも「お金がない」と嘆いていた芸人仲間の1カ月の収支を例に挙げ、「お金が貯まらない人が陥りがちな盲点」を解説します。
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