オミクロンの影響軽微との予想で原油価格は高止まり
ニューヨーク原油先物相場は反落となったが、2カ月ぶり高値付近にとどまった。新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染が拡大している中でも需要が持ちこたえる一方、供給は圧迫されており、世界的に需給が引き締まりつつあることが相場を下支えしている。
米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した週間統計で原油在庫が減少し、供給タイト化に拍車が掛かっている状況が示された。国際エネルギー機関(IEA)はオミクロン株の影響が限定される中、消費が非常に強いとの見方を示した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、前日比52セント(0.6%)安の1バレル=82.12ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は20セント安の84.47ドル。
ニューヨーク金相場は下落。米PPI統計を受けてインフレ期待が弱まったことから、利益確定の売りが出た。
RJOフューチャーズのシニアマーケットストラテジスト、ボブ・ヘイバーコーン氏は金の下げについて、「PPIが予想をやや下回ったことに基づいている。PPIのピークと解釈しているトレーダーもおり、その解釈に基づいた手じまいの動きが生じた」と述べた。
スポット価格はニューヨーク時間午後2時40分現在、前日比0.3%安の1オンス=1821.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1821.40ドルで終了した。
原題:Nasdaq 100 Tumbles 2.5% as Technology Rout Deepens: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Poised for Worst Three-Day Run Since May: Inside G-10(抜粋)
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著者:Rita Nazareth、Peyton Forte
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