消防車専業で走るモリタ、頭打ち市場でも増収増益


バトン託された新社長 2年間工場に張り付く

現在モリタが戦略商品と位置づける泡消防車は、95年の阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた。各地で消火活動が重なったため水道管内の水圧が低下、消火栓から水が出ないという危険な事態が相次いだ。この問題を重視した新村氏が少量の水で消火活動を可能にする消防車の開発を指示。そこから誕生したのが泡消防車だ(市場投入は07年7月)。

泡消防車は、従来の水に少量の薬剤と大量の空気を圧縮して混ぜることで泡を作り、その泡を放水することで消火活動を行う。泡での消火は水の使用量がわずか17分の1で済み、放水時の負担も軽いため、大幅に消火効率を上げることができる。

さらに、この泡消火ユニットの生産を標準化し、大幅な効率アップに成功した。現在モリタが生産するポンプ消防車約600台のうち、100台以上がこの泡消火ユニットを搭載した消防車となっている。


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