ユニクロ、好決算に潜む一点の"くもり" 国内既存店は「エアリズム」などの牽引で順調

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国内ユニクロ事業は、「エアリズム」など主力商品の牽引で、既存店はプラス推移(撮影:風間仁一郎)

国内外でユニクロ絶好調でも買収の海外ブランドが苦戦――。

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが9日発表した2014年8月期通期の連結決算(国内基準)は、売上高が前期比21.0%増の1兆3829億円、本業の儲けを示す営業利益が同11.8%増の1486億円と、2ケタの増収増益を達成した一方、課題も見えてきた。

急速に店舗を拡大している海外ユニクロが大幅な増収増益を達成し、全体の牽引役となった。また国内ユニクロもスクラップ&ビルドで大型店舗化を進めたことや新商品投入などが奏功し、4月の消費増税の影響をはね返した。

客単価は4.5%の大幅な伸び

国内ユニクロの既存店売上高は前期比1.9%増だった。客数が前期の反動減で2.4%減と苦戦したが、客単価が4.5%増と大きく伸びた。年間を通して「ヒートテック」や「エアリズム」など主力商品が好調で買い上げ点数が増えたほか、比較的高単価のジーンズなどのボトムスが人気で、1品当たり単価が上昇した。

海外ユニクロは新店を前倒しで出店している米国で赤字が先行しているが、主力の中国と台湾が牽引して補った。同地域を中心にした積極的な新規出店が効いたほか、既存店売上高も2ケタ増収が続いている。韓国や東南アジアなども増収増益と堅調だ。

一方、海外買収や新規に立ち上げた周辺事業など、ユニクロ以外は苦戦している。特に12年末に約250億円を投じて買収した米高級ジーンズ「Jブランド」は、買収当初は高収益ブランドの触れ込みだったが、赤字継続で127億円の減損損失を計上した。

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