今年の株式市場「食品株」に注目集まる興味深い訳

昨年買われた銘柄やセクターは冴えない可能性

東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する動画連載「Market Trend Report」。第1回前編のテーマは「2022年の株価予想」です。北野氏が解説します(詳細は動画をご覧ください)。

北野氏は「2022年は2021年と真逆になる」と断言し、2021年に買われた銘柄やセクターは冴えず、2022年に上がらなかった銘柄が注目されるという見方を示す。

上の画像をクリックするとSBI証券「Market Trend Report」のページにジャンプします

その前提として、北野氏が注目しているのが物価だ。特に交易条件の動きをみているという。消費者物価指数(CPI)から生産者物価指数(PPI)を引いた値で、販売コストと仕入れコストの差と置き換えてみてもいいという。2021年は生産者物価高が進み、この差が足元でマイナス10%近いレベルになっている。

北野氏は「第2次オイルショック以来のレベルまで悪化している。歴史的な水準まで来ているので、そろそろ転換するのではないかと思う」と話し、2022年には交易条件が改善に向かう可能性があるという見方を示す。

交易条件は景気が良くなるときに悪化し、景気が悪くなるときに改善する逆相関になっているのが特徴だ。その中で、生産者物価指数がまず速やかに反応し、消費者物価指数はその後に緩やかに反応するのが常という。

実はこの交易条件とほぼ同じ動きをしているセクターが食品だ。食品株はコスト高に苦しんできたが、販売価格への転嫁が難しく、株価も低迷してきた。景気が悪くなる可能性がある中で、2022年は食品株がディフェンシブ株として注目されるだろうという見方だ。

はたして、それが本当に起こるか、いつ起こるか、そして事前に察知できるのか。詳しくは動画をご覧ください。

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • 不安な時代、不機嫌な人々
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • フランスから日本を語る
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
百貨店の最終兵器「外商ビジネス」が抱える難題
百貨店の最終兵器「外商ビジネス」が抱える難題
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT