米FDAワクチン3回目接種許可を12-15歳に拡大 ファイザー製2回目と3回目接種間隔5カ月に短縮

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米食品医薬品局(FDA)は3日、米ファイザーと独ビオンテックが共同で開発した新型コロナウイルスワクチンについて、3回目接種の緊急使用許可(EUA)の対象を12-15歳に広げた。

FDAはさらに、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの2回目と3回目接種の間隔に関する勧告を全年齢層を対象に5カ月に短縮した。同じくメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであるモデルナの製品については、引き続き間隔を最低6カ月としている。

FDAの生物製品評価研究センター(CBER)のディレクター、ピーター・マークス氏は電話会見で、ファイザーが提出したデータに基づき、同社製ワクチンの接種間隔の短縮を決めたと説明。モデルナが同様のデータを提出すれば、FDAはそれを検討することにオープンな姿勢だと語った。

FDAはまた、免疫障害のある5-11歳について、2回目接種から28日間以上経過すれば、3回目接種を受けることを許可した。

米疾病対策センター(CDC)の「予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)」は5日に会合を開く予定。今回のEUAを取り上げ、接種のやり方についてさらなる提言を行う見込み。

原題:Pfizer Booster for Younger Teens Gets Clearance From FDA (3)(抜粋)

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著者:Tim Annett、Riley Griffin

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