米国で新型コロナウイルスの感染が記録的な規模に広がっているが、実際の感染者は報告されている数字よりずっと多い可能性がある。
この1週間の新規感染者数は既往ピーク時の約60%増
ジョンズ・ホプキンス大学のデータによれば、この1週間の新規感染者数は1日当たり平均で約40万5000人に達し、2021年1月のピーク時を約60%上回った。一方で各州の検査件数は依然として昨年ピークを下回って推移している。
PCR検査で陽性反応が出る確率は17%と、2020年4月以降の高水準。ニューヨーク市では昨年12月31日時点で、3人に1人が検査で陽性と判断される確率だ。
これらのデータを総合すると、オミクロン変異株があまりにも広がり、多くの感染が見落とされている可能性が浮上する。家庭用の検査キットを使っているか、あるいは検査そのものをしていないことが原因と考えられる。
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