ソフトバンク、米エンタメ進出のカギ握る男

グーグル出身ニケシュ・アローラ氏が主導

 10月2日、ソフトバンクによる米映画会社レジェンダリー・エンターテインメントへの出資は、レジェンダリー取締役に就任する米グーグル出身のニケシュ・アローラ氏にとっても、米エンターテインメント業界デビューを飾るものだ。昨年12月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[2日 ロイター] - ソフトバンク<9984.T>による米映画会社レジェンダリー・エンターテインメントへの出資は、レジェンダリー取締役に就任する米グーグル出身のニケシュ・アローラ氏にとっても、米エンターテインメント業界デビューを飾るものだ。

アローラ氏はグーグル最高事業責任者などを務めた経験があり、ソフトバンクが米国に設立した「ソフトバンク・インターネット・アンド・メディア(SIMI)」の最高経営責任者(CEO)も兼務。ソフトバンクへの参画が発表されてから約2カ月で今回の2億5000万ドルの少数株式取得案件をまとめた。

ノースイースタン州立大学で経営管理学修士号(MBA)を取得し、Tモバイル・ヨーロッパでも勤務していたアローラ氏は、グーグルでは販売やマーケティング、パートナーシップを担当。2012年には現金と株式で5100万ドルという最高額の報酬を得た。

複数の元同僚はアローラ氏について、グーグル社内の協力や合意に基づく文化を避け、非常に効率的に結果を出そうとするタイプだったと指摘する。

ある元グーグル幹部は匿名を条件に「彼は説得する必要がない人物については、一生懸命に説得しようとはあまりしなかった」と指摘。「彼は『われわれはこれをやる必要がある。成し遂げろ』と進んで言うだろう。彼は実行を評価していた」と述べた。また、特に準備不足だとみなした人物には容赦ないほど率直に接するとの評判が立っていたという。

アローラ氏側に同氏のインタビューなどを求めたが、拒否された。

グーグルもコメントを拒否した。

広告会社WPPのマーティン・ソレル最高経営責任者(CEO)はアローラ氏について、「グーグルで数年にわたり積み重ねてきたメディア業界に関する知識」に触れ、ソフトバンクのメディア事業をつくりあげるのに「絶妙なポストに配置された」と指摘した。

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