――多くの人に聴いてもらうという観点で言えば、音楽としてしっかりしていることのほかに、広く使われるということも重要ですよね。テレビで使われたり。
坂本:そう。広がって行かないといけませんね。今は広める手段もインターネットなど、いろいろありますからね。CDだけじゃないので。2人の活動もどんどん広がってほしいなと思います。
れいこ:生演奏はぜひ聴いてほしいですね。ライブはお客さんの雰囲気によってまったく変わってくるものですから。
すみれ:本当に変わりますね。
坂本:レコードを作っている立場から言うと、CDにして繰り返し聴きたい曲と、ライブでの臨場感を味わいたい曲とは違うんですよね。アドリブを「ギャー」ってやっているのを、CDにして繰り返し聞きたいかというと、それは違う。ライブでしか味わえないものがある。ライブには、その場でのインタープレイの楽しさがあります。
――半年後とか2年後に「こうなっていたい」という未来像はありますか?
すみれ:2人でたまたま丸の内のコットンクラブに行ったときに見た、あるヨーロッパのアーティストライブがちょうど10周年ライブだったんです。それを見て、「私たちも10周年のときにはコットンクラブに出たい、そして海外進出!」と思いました。とりあえずコットンクラブに出ないとね。私たちは今、結成3年だから、あと7年ですね。
坂本:これからという意味だと、2人の新録音が聴ける機会も年末にちょっと作ろうと思っているんです。秋にレコーディングをするんですが、2人と志を同じくするメンバーも加えながら。「変則すみれいこプラス」のような形での演奏を実現したいと思っています。
ユニット名は今後変わるかもしれない?
――そういえばユニット名はどうやって決めたんですか?
すみれ:ユニット名もここで決めたんだよね。“すみれ”と“れいこ”だから、“すみれいこ”。
れいこ:安直だね。改名したほうがいいかな?
坂本:次にレコーディングするときとかに考えますか?
すみれ:坂本さんのネーミングセンスもなかなかですよ。アルバム名が「バイオレットムード」になるはずだったからね。恥ずかしすぎる(笑)。でも結局、数量限定の特典盤(配布終了)は「バイオレット・フォー・ユー」になっちゃいました。
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