鉄道のDNAが生きるバス「ひたちBRT」

東京も導入?渋滞無縁の「未来の街バス」とは

おさかなセンターで発車を待つひたちBRTのハイブリッドバス。海をモチーフとしたデザインは沿線商業高校の生徒によるもの

「BRT」がひそかに注目を集めている。

BRTとは、「バス・ラピッド・トランジット」の略。日本語に訳せば、「バス高速輸送機関」となる。専用の道路やレーンを走行し、渋滞知らずで高い定時運行性と高速性を備えるバス交通システムだ。

バスの柔軟性と都市鉄道の利便性を兼ね備え、建設コストも安価というメリットがあり、南米やアジアを中心に世界各地で実用化されている。

2015年度に新潟市導入、東京五輪開催に向け整備も

本来は、鉄道とは異なる交通システムだが、日本では失われた鉄道の用地や跡地を活用して整備されるケースが多い。東日本大震災で津波被害を受けたJR大船渡線・気仙沼線に鉄道の「仮復旧」として導入された事例が有名だ。

一方近年は、リーズナブルで環境にも優しい公共交通として各地の自治体で導入計画が相次いでいる。新潟市では市内公共交通の新たな核として2015年度の導入を予定しており、山梨県甲府市では中央リニア新幹線の新駅へのアクセス交通として有力視されている。東京でも、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて整備される交通機関の候補に、BRTが挙げられた。

次ページ注目を集める日立市のBRTの取り組み
鉄道最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今さら聞けない競馬のキホン
  • ソロモンの指輪〜「本能と進化」から考える〜
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。