日本の高炉鉄鋼メーカーを取り巻く需要環境の変化と、原材料値決め変更などへの対応《ムーディーズの業界分析》


VP−シニア・アナリスト
岡本賢治

世界の鉄鋼生産は、2009年はリーマンショックの影響でマイナス成長となったが、需要環境は09年第1四半期を底に回復基調にある。この回復を牽引したのは中国やインドである。これらの諸国はリーマンショック後の落ち込みも小さく、回復も堅調に推移した。一方、日米欧といった先進国も、一時稼働率が低迷していたが、足元では回復している。ただ、リーマンショック前の水準と比べると約8割程度にとどまっている。

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集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。