速報!「iPhone6」発売、行ってみました!! 表参道は多言語が飛び交う"お祭り騒ぎ"

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アップルストア表参道は早朝から大盛り上がり(撮影:尾形文繁)

「5、4、3、2、1、ゼロ~ッ!」

9月19日午前8時0分。東京・渋谷区の「アップルストア表参道」一帯は、まさに”お祭り騒ぎ”だった。米アップルが9月9日(米国時間)に発表した「iPhone6」がいよいよ売り出されるからだ。

今年の発売日イベントは、去年の銀座店ではなく、表参道店。地下鉄表参道駅から近いアップルストアの前には、客、メディア、やじ馬に、普通の通勤客も加わり、騒然としていた。前日にはすでに800人が並んでいたが、8時の時点ではおよそ1300人以上が行列を作っていた。列はアップルストアから表参道交差点で折れ曲がり、そこから青山通りの歩道沿いに、外苑前駅を過ぎ、さらに伊藤忠商事の本社前も超えていたほどだ。

「免税が必要な方はいらっしゃいますか? パスポートを出して下さい」

ブルーのシャツを着たアップルのスタッフの声が響く。列をグルッとたどってみて感じたのは、意外に外国人が多いことだった。中国語の飛び交う集団が目立ったほか、ベトナムなどのアジア系が多い。「(並んでる方は)もっと右に寄って下さい!」。赤坂警察署員の大声が響く。想定以上の規模だったのか、所轄の警察もピリピリしているようだ。

スタッフも客も陶酔状態

8時直前、カウントダウンが始まった。全面ガラス張りの建物なので、外からは丸見え。スタッフ自ら「ヒューヒュー」と叫び、全員ハイテンション状態だ。

音量にご注意ください

いよいよ扉が開いた。最前列の客が店内に向かう。うち1人は、金色のスティーブ・ジョブズのマスクを被っているうえ、背丈ほどあるiPhone6の張りぼてを抱え、まさに「見てみて」と言わんばかりの集団だ。だが開店前、彼らに取材を試みたのだが、なぜか前から5人目までは”取材NG”だった。素性がバレたら困るのか、あるいは他に独占したメディアがいるのかもしれない。

入店は4~5人ずつのグループに分け、順次、客を入れるため、店内がごった返すということはない。使い心地を試したり、アクセサリーを追加で買ったり、また契約の書面も書いたりするから、購入を終えて店舗を出るまでは、意外に時間がかかる。

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