NYダウ・S&P500とも最高値更新 「ゼロ金利」維持の長期化を歓迎

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 9月18日、米国株式市場は続伸し、ダウ工業株30種とS&P総合500種は終値で過去最高値を更新した。(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日の米国株式市場は続伸し、ダウ工業株30種とS&P総合500種は終値で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が前日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産買い入れ終了後も「相当な期間」事実上のゼロ金利を維持する方針をあらためて表明したことが支援材料となった。

ダウ工業株30種<.DJI>は109.14ドル(0.64%)高の1万7265.99ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は31.24ポイント(0.68%)高の4593.43。

S&P総合500種<.SPX>は9.79ポイント(0.49%)高の2011.36。

前日のFOMCについては、声明からゼロ金利の解除時期に関する「相当な期間」という表現が削除されるとの観測が一部で出ていただけに、この文言が残ったことで安心感が広がった。

FOMCメンバーの中期政策金利見通しが前回6月から切り上がったことを好感して金融株が全般に買われ、S&P金融株指数<.SPSY>は1.1%上昇。個別銘柄ではゴールドマン・サックスが1.7%高となった。

一方、四半期決算とトップ人事を発表したソフトウエアのオラクルは、時間外取引で2.2%下げた。

この日は米経済指標も支援材料になった。週間の新規失業保険申請件数は予想以上に減少。8月住宅着工件数は昨年4月以来の大幅な落ち込みとなったが、前月分は2007年11月以来の高水準に上方修正された。

USバンク・ウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、パティー・エドワーズ氏は「銀行にとって状況は全体的にいくらか改善し始めており、実際に金融銘柄は下支えを受けている」と指摘した。

騰落銘柄はニューヨーク証券取引所が上げ1845で下げ1200(比率は1.54対1)、ナスダックが上げ1622で下げ1083(1.50対1)だった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高は約58億8000万株で、月初来平均の56億9000万株を小幅上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値         17265.99(+109.14)

前営業日終値    17156.85(+24.88)

 

ナスダック総合<.IXIC>

     終値         4593.43(+31.24)

前営業日終値    4562.19(+9.43)

 

S&P総合500種<.SPX>

     終値         2011.36(+9.79)

前営業日終値    2001.57(+2.59)

 

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