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英語だけではグローバル競争に勝てない グローバル化の本質を誤解している日本(上)

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  • 中原 圭介 経営コンサルタント、経済アナリスト
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こうした徹底した現地化こそ、グローバル化の本当の正体です。グローバル化とは多くの場合、決して恰好のいいものではなく、地道に、泥臭く、一歩一歩前に進めていくものなのです。

そして、グローバル化の本質が徹底した現地化である以上、「こうすればうまく行く」という類の入門書や手引書などは残念ながらありません。ですから、これまで世界中の企業がグローバル化を目指して海外に進出したものの、失敗して撤退するケースが後を絶たないのはわかる気がします。

グローバル化に成功するためには?

ただし、グローバル化に成功するための秘訣は、間違いなくあります。
それは、現地の歴史、宗教、哲学、文化、価値観、ライフスタイルなど、そういったものすべてをありのままに受け入れることです。たとえ自分の価値観とは相容れないものがあっても、すべてをありのままに受け入れる努力こそが、グローバル化には求められているのです。

たとえば、みなさんがイスラム教徒の人々と接した時に、彼らの考え方や行動原理が異質すぎてまったく理解できなかったとします。グローバル化した世界に対応するためには、みなさんはこの後に何をすればいいのでしょうか。

それは、「彼らがなぜそのように考えるのか」「彼らがなぜそのように行動するのか」をしっかりと理解し、相手を尊重することです。そのことができて初めて、彼らから受け入れられる環境づくりが整いますし、みなさん自身のグローバル化が始まるのです。(次回に続く)

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