日本人が知らない「冬こそお尻ケア」が大切な訳  「お酒」と「痔」にはとても深い関係がある

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また、いぼ痔の方も注意が必要です。お酒を飲むと身体が熱くなったり、顔が赤くなったりするので血流が良くなると錯覚しがちですが、これは毛細血管が拡張することで生じる症状です。毛細血管が拡張するだけならいいのですが破綻することがあり、そうすると出血しやすくなるので、飲んだ翌日に便器が真っ赤になるくらい出血するという、いぼ痔の方も多くいます。

いぼ痔の方の多くが「飲んでいる最中にいぼ痔が腫れてくるのがわかる」と言います。ある方は、「いぼ痔が『飲みすぎだぞー。そろそろ飲むのをやめろー』と言ってくるので、そうなったら飲むのをやめるんです」と語っていました。まるで、お酒の飲み過ぎを注意してくるバロメーターのようです。痔で悩んでいる方は、一度お酒を完全にやめてみることをオススメします。

座りっぱなしをやめる

年末年始は家でまったりする方も多いと思います。朝起きて、こたつに入って、ご飯を食べて、テレビを見たり、ゲームをしたり、本を読んだり……。気づけば、その場から1歩も動いていないということも。

お尻のためには、座りっぱなしは厳禁です。お尻および肛門は心臓よりも下にあるため、身体を動かしていないとうっ血しやすい状態になります。

座りっぱなしや、立ちっぱなしの状態が長時間続くと、足がだるくなったり、むくんだりしないでしょうか? あるいは、夕方になると足がむくんで靴がキツく感じることもあるでしょう。それと同じで、肛門もむくんだり、腫れたりします。

とくに、いぼ痔の方は「夕方になったら腫れて出てくる」ということも多く、朝はうっ血していないために肛門内に入っていたいぼが、夕方になるとうっ血によって膨らんで外に出てきてしまうという現象がよく見られます。

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