米国がEUに対ロシア制裁の最終決定を求める 実行されれば石油・ガスなど商品市場に大影響

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バイデン米政権は欧州連合(EU)の同盟各国に対し、ロシアがウクライナを攻撃した場合にロシアの銀行やエネルギー企業に対して米国とともに科す幅広い制裁について、最終決定するよう働き掛けている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

バイデン氏、ウクライナ侵攻なら強力に対応とプーチン氏に警告

ロシアのプーチン大統領がウクライナ国境付近に集結した多数の軍部隊を撤退させる兆しがないことで緊急性が増している。米国は具体的な制裁の選択肢について一致することが、プーチン氏に強いシグナルを送ると考えている。

米ロ首脳がオンライン形式の会談でウクライナ問題について協議してから1週間余りたっている。

米国と英国、ドイツ、フランス、イタリア、EUとの間で行われた協議について詳しい複数の関係者によると、ロシアによる国債借り換えの能力をさらに制限する措置や、通貨の交換を含むロシア主要銀行の銀行間業務への制限、エネルギー・国防分野の企業への追加制裁、国際銀行間通信協会(SWIFT)など国際取引ネットワークからロシアを締め出すことなどが検討されている。

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