FRB議長バランスシート圧縮開始時期の議論開始 いつ着手かは「一切決定を下していない」と明かす

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米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は15日、連邦準備制度のバランスシート圧縮開始の時期について金融当局者が議論を始めたことを明らかにした。一方で、前回の圧縮時の手法は今回のケースには最善ではないかもしれないとの見方を示した。

パウエル議長は資産購入のテーパリング(段階的縮小)加速を決めた連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の記者会見で、バランスシート縮小にいつ着手するかは当局として「一切決定を下していない」と話した。

議長は今週のFOMC会合でバランスシートについて初めて議論し、次回およびその次の会合でも議論を続ける方針だと述べるとともに、これまでに学んだ教訓も焦点になったことを明らかにした。

パウエル議長、物価高が最大の敵-景気拡大と労働市場の活況回復で

米金融当局が新型コロナウイルス禍を受けた資産購入プログラムを進めた結果、連邦準備制度のバランスシートは15日時点で約8兆7000億ドル(約992兆円)に膨らんでいる。

  

原題:

Powell Says Balance-Sheet Debate Underway, This Time Different(抜粋)

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著者:Alister Bull

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