「自分で自分を潰す人」がやりがちな思考のクセ 疲弊感なく物事を継続するために必要なこと

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

では、実際にやってみましょう。

いま、あなたを縛っている「義務感」とは何でしょう?

1日の中で「しなくちゃ」と思っていること、また、もう少し長いスパンで「こうならないといけない」と思っていることを、すべて書き出してみてください。

たとえば、今日1日の中のことなら──。

起きなくちゃいけない/着替えなくちゃいけない/歯を磨かなくちゃいけない/ごはんをつくらなくちゃいけない/ごはんを食べなくちゃいけない/食器を片づけて洗わなくちゃいけない/洗濯しなくちゃいけない/掃除しなくちゃいけない/子どもを学校に行かせなくちゃいけない/会社に行かなくちゃいけない/満員電車に乗らなくちゃいけない/仕事で売り上げを出さなくちゃいけない/親の介護をしなくちゃいけない/買い物に行かなくちゃいけない……etc.

また、もう少し長いスパンでのことなら──。

資格を取らないといけない/ステータスの高い会社に入らないといけない/昇任試験に受からないといけない/結婚しないといけない/子どもを産まないといけない/家のことをパートナーと話して決めないといけない……etc.

こんなふうに書き出したら、そのリストを眺めてみます。

まず、このように自分の中にある「義務感」を可視化するだけでも大きな1歩です。

ただし、「義務感」でいっぱいの自分を決して否定しないでください。

「こんなに『義務感』だらけなんだな~」と気づくことに意味があります。

そうしたら、今度はその中に「実はやらなくても大丈夫なもの」があるかどうか、少し考えてみてください。あったら、いまこの瞬間に手放してしまえばいいし、なかったら、それはそれでオッケーです。

次ページ「義務感」優位を、「意欲」優位に変えていく
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事