「フランス人が愛する」何とも美しく落ち着く場所 憩いの森、コーヒー屋、コートダジュールを行く

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(撮影:Yui TANIGUCHI、Teruki ISHIBASHI)
自分を大切にする。好きなものと暮らす。フランスに住んでわかった豊かな日常。
写真家、料理家、編集者、スタイリスト、刺繡作家などパリに住む生活の達人、クリエイター13人が綴った、フランスの「おいしい」「美しい」「面白い」季節の楽しみ方とは。
リアルなフランスの情報、魅力を生活者目線で、美しい撮り下ろし写真と共に収録している『フランスの日々の暮らしごと 365日の小さな幸せ』から、一部を抜粋してお届けします。
Vincennesの森(撮影:Yui TANIGUCHI)

(外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

フランス人の憩いの森 

パリには西と東に大きな森があります。

東部の郊外にあるBois de Vincennes(ボワ ド ヴァンセンヌ)(ヴァンセンヌの森)は、メトロやバスでも行きやすく、敷地内にはお城や動物園に水族館、花公園にアスレチック広場、奥には農場まであり、中でもおすすめなのは、森の入り口にある大きな湖を囲んだ、緑豊かな公園です。

湖には貸しボートがあり、ゆっくり1 時間ほど、手漕ぎボートで一周できます。

湖には白鳥や野生のカモがたくさん泳いでいて、春になると、赤ちゃんを連れた鳥の親子の微笑ましい光景を見ることもできます。島にある鍾乳洞付近では、カメがお昼寝をしている姿に出会えることもあります。

お天気の良い日にお弁当を持って、芝生の上でピクニックをしたり、小川の流れる森の奥をジョギングやサイクリングしたり。春には移動遊園地、冬にはサーカスもやってきます。休日を家族や友人と過ごすフランス人の憩いの場です。

Photo&Text:Yui TANIGUCHI(谷口唯衣/イラストレーター)

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