既存のワクチンで十分な予防が提供される可能性も
米国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長は28日、「FOXニュース・サンデー」で、南アでオミクロン株が先週見つかったことについて「パニックに陥る理由はないが、ブースター接種を受ける大きな理由はある」と指摘。既存のワクチンはこれまでの変異ウイルスに対し有効性を示し、今回もその可能性があると述べた。
「そうした経緯を踏まえると、既存のワクチンで十分な予防が提供される可能性が最も高く、特にブースターがさらなる予防をもたらすだろう」とコリンズ氏は語った。
ファウチ氏は28日にABCの番組「ジス・ウィーク」で、米国内へのオミクロン株の流入は「不可避」だろうと述べ、「問題はわれわれがそれに備えているかどうかだ」と述べた。
オミクロン株の「分子的特徴は感染力がより強力なことを強く示唆している」とファウチ氏は指摘。現時点で「深刻さの度合いはまだ分からず」既存のワクチンをどれだけ容易にかいくぐることができるかどうかも不明だと述べた。
コリンズ氏は、オミクロン株を標的とする新たなワクチンができるには「少なくとも3カ月程度」かかるだろうと指摘。オミクロン株の出現でワクチン接種およびブースター接種を受ける「さらにもう一つの理由ができた」と語った。
原題:Fauci Says Omicron Likely More Contagious So Get Vaccinated (2)
、Biden Met With Covid-19 Response Team on Omicron Variant(抜粋)
(3段落目以降にホワイトハウスからの情報を追加して更新します)
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著者:Augusta Saraiva
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