ついに米国版100円ショップが戦略転換し値上げへ 短期的、一時的市場変化への対応ではないと説明

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米ディスカウントチェーンのダラー・ツリーは、標準価格を来年4月末までに1.25ドルに引き上げる。35年にわたって商品を1ドルで販売してきたアプローチを転換する。

同社は23日の発表資料で、今回の決定は「短期的あるいは一時的な市場環境への対応ではない」と説明。インフレ環境を認識しており、価格引き上げは運送費や賃金の上昇の影響を緩和するのに寄与するとした。

マイケル・ウィティンスキー最高経営責任者(CEO)は「1ドルの制約を取り除くことは当社にとって歴史的な一歩だ」とコメント。品ぞろえの拡大などが可能性になるとした。

インフレが多くの商品のコストを押し上げる中、ダラー・ツリーの動きは一時代の終了を示唆する。同社は最近、一部の店舗で1ドルを上回る価格設定を試験的に始め、新たな価格を消費者が幅広く受け入れていることが示されたと同CEOは指摘した。

ダラー・ツリーの株価は9.2%上昇して終了。一時は約13%高となった。この日発表した8-10月(第3四半期)決算はウォール街の予想をやや上回った。通期の1株利益見通しレンジは5.48-5.58ドルに狭めた。従来は5.40-5.60ドルだった。

原題:Dollar Tree Gives Up on the Buck With $1.25 Price Standard (1)(抜粋)

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著者:Augusta Saraiva

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