トランプ前米大統領を約10年にわたって顧問弁護士として支え、「フィクサー」の異名をとった人物が22日に3年の刑期を終えて自由の身となる。
税金詐欺と銀行詐欺、選挙資金法違反、議会偽証の罪で服役中のマイケル・コーエン受刑者は、服役中の時間をトランプ氏を攻撃する著書やポッドキャストに費やしてきた。新型コロナウイルスを理由に昨年5月からは自宅拘束となっていたが、完全に自由の身となって、これまで以上に活動の機会を増やす意向だ。
コーエン受刑者はこれまで繰り返し、自分がすべての罪状で有罪を認めて刑に服しているのにトランプ氏が訴追されていないことへの憤りをあらわにしている。その一方で、自分への訴追に基づいてマンハッタン地区の検察当局がトランプ氏とトランプ・オーガニゼーションへの刑事捜査に乗り出したことをまんざらでもなく思っている。トランプ氏に対してはニューヨーク州の検察当局も民事捜査を進めており、コーエン受刑者はいずれの当局からも複数にわたって聴取を受けた。
「ドナルド・トランプにはすべての悪事と犯罪に対して責任をとらせるべきだ。それ以上でもそれ以下でもない」とコーエン受刑者はインタビューで述べた。
原題:Trump’s Former Fixer Is Unleashed, and Ready to Make Money(抜粋)
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著者:Greg Farrell
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