米中首脳オンライン会談後のホワイトハウス声明 台湾問題では双方の認識・主張が大きく隔たる

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台湾海峡の平和と安定損なう一方的取組みに強く反対

 

大統領は台湾について、「台湾関係法」と3つの共同声明、6つの保証に導かれて米国が「一つの中国」政策へのコミットメントを維持するとともに、現状変更ないし台湾海峡の平和と安定を損なう一方的な取り組みには強く反対することを明確に示した。

バイデン大統領は戦略的リスクを管理する重要性も強調した。大統領は競争が対立に逸脱することがないようにし、意思疎通の経路をオープンに保つよう確保するため、良識的なガードレールの必要性を指摘した。大統領は保健面の安全保障など、米中の利益が交わる国境を越えた特定の課題を提起した。両首脳は特に気候危機が世界の存亡に関わる性質のものである点や米中が果たす役割の重要性を話し合った。

両首脳はこのほか、世界のエネルギー供給の問題に対処する措置を講じる重要性も議論した。さらに、北朝鮮やアフガニスタン、イランを含む主要な地域的課題についても意見交換した。最後に両首脳は双方が多くの分野で議論を継続する方法を話し合い、バイデン大統領は実質的で具体的な対話の重要性を強調した。

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著者:松田英明

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