仕事のできない人は「報告」のコツがわかってない 「遅い」は致命的、どう準備してどう伝えれば?
口頭でこのような報告を聞いた方には、予定どおり納品されるのか、どこに問題があるのか、いくつならいつまでに手に入るのか、残りはいつになるのか、などの具体的な情報が入ってきません。
上司から、
「最初の納品ではいくつ入る?」
などと具体的に問われると、またあわてて資料を確認することになります。
結果的に、伝えるべき情報がすべて正しく伝わるまでには、必要以上の時間がかかるのです。
また、上司は、情報が整理されないまま受け取ることになるため、そもそもの報告漏れに気づかなかったり、報告されたはずのことを後々になって「聞いていない」と思ってしまったり……。
報告で、必要な情報を正しく伝えるためには、
2 伝える順番を整理しておく
3 具体的に話す材料を用意しておく
という3つの準備が必要なのです。
報告に必要な、「要点」の絞り方
「要点を絞る」ことには、以下の3つのメリットがあります。
・相手が覚えやすい
・課題や論点を絞り込むことで、時間を有効活用できる
「記憶してもらいたい」ことだけを話し、それ以外のことは話さない。
そのためには、報告の内容を事前に整理しておくことが不可欠です。
前述の納期の報告は、起こったことを順番に並べていて要点が整理されていないため、聞き手自身が整理をしながら聞かなければいけません。
「下手な報告」は得てしてこの傾向があり、聞き手に負担をかけてしまいます。
報告は、「起こったこと(事実)を、ただ言えばいい」ものではありません。
「自分が一番伝えたいこと」「相手が一番知りたいこと」(=結論)こそが、報告で求められている要点です。
報告をする前に、何を中心に伝えるのか(結論)を、事前に準備することが必要です。
伝える順番で伝わり方が決まる
会話のプロの多くが、
「何を言うのかと同じくらい、どの順番で話すかが大事である」
「話す順番を変えると、伝わりやすさが変わる」
と述べていました。
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