コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30

ワクチン接種や自宅療養に備えた消費が明確に

ワクチン接種後の副反応を緩和するため需要が高まった解熱鎮痛剤(写真:共同)

東京都は10月25日、感染対策の認証を受けた飲食店に対する酒類提供の時短要請を解除。同日の都内の新規感染者数も17人と、1年4カ月ぶりに10人台に減った。

都内の新規感染者数が1日4000人だ、5000人だという日が続く中、病床は逼迫。自宅療養中に症状が急変して亡くなった事例が連日報道されていたのは、ほんの2カ月ほど前のことだ。

市場調査のインテージが、新型コロナの影響を受ける直前から週次で全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ディスカウントショップなど、約6000店舗の販売動向を追っている「新型肺炎カテゴリー動向」。8月23日週までのデータには、ワクチン接種後の発熱や、突然自宅療養を余儀なくされた場合に備えた、自衛に向かった国民の行動様式が明確に表れた。

「新3種の神器」に表れた国民の警戒心

東京五輪が後半戦に突入した8月2日、緊急事態宣言の対象地域に埼玉、千葉、神奈川、大阪が追加されるとともに、重症患者やリスクが高い人以外は、自宅療養を基本とする方針が政府から公表されている。

新型コロナ感染という災禍はある日突然やってくる。自宅にこもるための備蓄は感染してからでは遅い。この時期はワクチン接種も一気に進み、2回目の接種後、副反応で高熱を発する事例が多数報告されている。

連日報道される感染者数や、自宅療養中の重症化事例に、コロナ慣れで緩みきった国民の意識にも多少の変化が現れた形跡がある。

まずは新型コロナ時代の「新3種の神器」の動向を見てみたい。マスクは7月中は前年比50%台で推移していたが、8月9日週に前年比66.4%に上昇、8月23日週には88.6%に上昇している。手指消毒剤も7月中は前年比20%台で推移していたが、8月に入って急上昇。8月23日週には73.1%に達した。非接触型体温計は7月中はおおむね60%台で推移していたが、8月23日週に115.8%を記録した。

これをコロナ影響がなかった2年前と比べてみると、マスクは7月中が700~800%台、8月2日週から1000%台に乗った。手指消毒剤と非接触型体温計は、マスクから2週間遅れて8月16日週に1000%台に乗っている。

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