S&P500、一時初の2000ポイント台 米株上昇、重要指数が史上最高値更新
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国株式市場は上昇。金融やバイオテク銘柄が買われ、S&P500は一時、初めて2000ポイントの大台を突破した。
ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの世界株戦略責任者、ショーン・リンチ氏は「終値の2000超えは心理的に多少は重要な意味を持つが、この水準近辺で長期間にわたって揺れ動く状況になった場合、重要性は一段と高まる。(投資家は)ファンダメンタルズや力強い第2・四半期の米決算シーズン、さらに景気の改善に立ち戻りつつある」と話した。
バイオ関連株は年初の安値から回復し、最近の相場上昇の主なけん引役となっており、この日も市場平均を上回る動きだった。ナスダックバイオ株指数<.NBI>は2.4%上昇し、月初からの上昇率は8.6%に達した。
スイスの製薬大手ロシュ・ホールディング
ダウ工業株30種<.DJI>は75.65ドル(0.44%)高の1万7076.87ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は18.80ポイント(0.41%)高の4557.35。
S&P総合500種<.SPX>は9.52ポイント(0.48%)高の1997.92。
欧州がさらに積極的な金融緩和策を打ち出すとの期待感を背景に、金融株が値上がり上位の一角を占めた。欧州事業の比率が高いモルガン・スタンレー
米国株はこのところ強さを示してきた。過去10営業日中にS&P500は7日間上昇し、ナスダックは8日値上がりした。
米バーガーキング
この日の商いは薄く、BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高は約40億7000万株と月初来平均の55億1000万株を下回った。
ニューヨーク証券取引所は上げ1858に対して下げが1172、ナスダックは上げ1573に対して下げが1131だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値(非公式) 17076.87(+75.65)
前営業日終値 17001.22(‐38.27)
ナスダック総合<.IXIC>
終値(非公式) 4557.35(+18.80)
前営業日終値 4538.55(+6.45)
S&P総合500種<.SPX>
終値(非公式) 1997.94(+9.54)
前営業日終値 1988.40(‐3.97)
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