S&P500、一時初の2000ポイント台 米株上昇、重要指数が史上最高値更新

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 8月25日、米国株式市場は上昇。金融やバイオテク銘柄が買われ、S&P500は一時、初めて2000ポイントの大台を突破した。写真はニューヨーク証券取引所(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国株式市場は上昇。金融やバイオテク銘柄が買われ、S&P500は一時、初めて2000ポイントの大台を突破した。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの世界株戦略責任者、ショーン・リンチ氏は「終値の2000超えは心理的に多少は重要な意味を持つが、この水準近辺で長期間にわたって揺れ動く状況になった場合、重要性は一段と高まる。(投資家は)ファンダメンタルズや力強い第2・四半期の米決算シーズン、さらに景気の改善に立ち戻りつつある」と話した。

バイオ関連株は年初の安値から回復し、最近の相場上昇の主なけん引役となっており、この日も市場平均を上回る動きだった。ナスダックバイオ株指数<.NBI>は2.4%上昇し、月初からの上昇率は8.6%に達した。

スイスの製薬大手ロシュ・ホールディングは、米バイオ医薬品のインターミューンを現金83億ドルで買収することで合意し、インターミューンは35.4%急騰した。

ダウ工業株30種<.DJI>は75.65ドル(0.44%)高の1万7076.87ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は18.80ポイント(0.41%)高の4557.35。

S&P総合500種<.SPX>は9.52ポイント(0.48%)高の1997.92。

欧州がさらに積極的な金融緩和策を打ち出すとの期待感を背景に、金融株が値上がり上位の一角を占めた。欧州事業の比率が高いモルガン・スタンレーは2.2%高。一方、ダウ構成銘柄であるゴールドマン・サックスは1.4%値上がりした。S&P金融株<.SPSY>は0.8%上昇した。

米国株はこのところ強さを示してきた。過去10営業日中にS&P500は7日間上昇し、ナスダックは8日値上がりした。

米バーガーキングがコーヒー・ドーナツ・チェーンを展開するカナダのティム・ホートンズ の買収に向け協議中であることが分かった。バーガーキングは法人税率の低いカナダに本拠地を移す、いわゆるインバージョンを目指している。バーガーキングは19.5%の大幅高、ティム・ホートンズも18.9%値上がりした。

この日の商いは薄く、BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高は約40億7000万株と月初来平均の55億1000万株を下回った。

ニューヨーク証券取引所は上げ1858に対して下げが1172、ナスダックは上げ1573に対して下げが1131だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値(非公式)    17076.87(+75.65)

前営業日終値    17001.22(‐38.27)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値(非公式)    4557.35(+18.80)

前営業日終値    4538.55(+6.45)

S&P総合500種<.SPX>

     終値(非公式)    1997.94(+9.54)

前営業日終値    1988.40(‐3.97)

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