都道府県ごとのトップ3、総合順位では大きな格差
都道府県ごとのトップ3を見ると、同じトップ3とはいっても総合順位には大きな差があることがわかる。
たとえば愛知県では、総合1位のみよし市が県内でも1位、同じく総合2位の日進市が県内2位のため、総合11位の東海市でも県内3位となってしまっている。同様に千葉県では総合14位の白井市が県内3位、福井県では総合23位の敦賀市が県内3位、滋賀県でも総合24位の草津市が県内3位などとなっている。
その一方で、宮崎県では県内トップの都城市でも総合では432位、鹿児島県は県内1位の霧島市と鹿屋市が総合415位、高知県では県内1位の南国市が総合403位、青森県も県内1位の平川市が全国394位など、上位都市を多く抱える本州中央部の県と、下位都市の多い東北、四国、九州の県との差が歴然としている。
東洋経済の「住みよさランキング」は、全国同じベースで比較可能な客観的指標を用いて算出しており、自然環境も含めた居住環境などについては、そのような指標がないため、評価の対象としていない。
また「住みよさ」の判断基準についても、いろいろな見方・考え方があり、これが正しくて、それ以外は間違いというものではない。ここに掲載しているランキングも、「住みよさ」についての1つの見方・考え方という前提で参考にしていただければ幸いだ。
(加藤 千明 =東洋経済オンライン)
・3~5ページに地方別ランキング表
・6~9ページに都道府県別ランキング表