「人生100年時代」ウエンツの留学が参考になる訳

自分のキャリアを振り返り、やり直しがきく年代

ウエンツ瑛士さんのような留学が向いているのはどのような人でしょうか(写真:時事)

自分にとっての海外の憧れの地で、過ごしてみたい――。『アナザースカイ』(日本テレビ系)というテレビ番組では、芸能人が自身の転機になった海外の都市で当時のエピソードを振り返りますが、いつか自分もこういう人生を変える体験をしてみたいと思った人もいるかもしれません。

そんな体験の手段として海外留学をするのも1つです。留学と聞くと「学生がするもの」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、今や人生100年時代です。今回は、32歳のときにイギリス留学のためタレント活動休止を発表したウエンツ瑛士さんの事例をもとに、社会人の「オトナ留学」について考えます。 

『オトナ留学のススメ 成功する人はなぜ海外で学び直すのか』より一部抜粋・再構成してお届けします。

30歳の頃から持っていた夢

ウエンツさんが芸能活動を一時中止し、留学をすることを発表したのは、2018年8月のこと。当時、『スッキリ』や『火曜サプライズ』(ともに日本テレビ系)などレギュラー番組も複数持ち、安定した人気の中での突然の留学発表は周囲を驚かせました。

その留学について、自身のブログで「ご報告」という題で次のように語っています。

「10月より、イギリスのロンドンに留学します。僕にはいつかロンドンのウエストエンドで舞台に立ちたいという夢があります。これを思い始めたのは30歳の頃です。その時、すでにレギュラー番組を含め沢山の仕事をいただいていました。

当然、任せていただいている仕事なので、向こうに行かずに日本で仕事をしながら夢を叶える努力をこの3年間してきましたが、やればやるほどにイギリスで学びたいという気持ちが強くなってしまいました。このまま過ごして自分が後悔をしないのか? 他人に迷惑をかけてまで貫きたいことなのか? たくさん、悩んだ末に今回の決断となりました」

ブログの文章から、ウエンツさんのロンドン留学にかける強い思いが伝わってきます。30歳の頃から、ロンドンのウエストエンドで舞台に立ちたいという具体的な目標を持ち始めたということですが、この頃ウエンツさんが出演していたミュージカル『天才執事ジーヴス』の影響が大きいのかもしれません。

イギリスの国民的作家P・G・ウッドハウスのコメディ小説を舞台化したミュージカルで、イギリスのエンターテインメントに触れて、本場で学びたいという思いを持ち始めたのではないでしょうか。

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