「人生100年時代」ウエンツの留学が参考になる訳 自分のキャリアを振り返り、やり直しがきく年代

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ウエンツさんのように海外の本場に行くメリットのひとつは、現地でのネットワーク(人脈)が広がることです。もちろん直接的な人脈は財産になりますが、身近なところだと、たとえば、現地の日本料理店のオーナーと仲良くなるのも効果があります。

日本人ネットワークの橋渡し役をそのオーナーが担っているケースがあったりするのです。将来的に現地にビジネスを展開する際に、その人脈が役立つことも。その店に通いつめたり、バイトをしてみたりするのもいいかもしれません。

海外での人脈の特徴として「結束が固い」ことが挙げられます。海外の孤独感やアウェイの環境の中で知り合った人脈は苦労をともにしている分、長続きしやすいのです。

ウエンツさんのような留学に向いている人

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ウエンツさんのように海外に憧れの地がある「ディスティネーション重視型」の留学が向いている人は、次のような方です。

  • ● 日本で仕事を一旦やりきった状態である
  • ● 現状の仕事に満足しておらず、さらにレベルアップする意欲がある
  • ● 長年行きたかった海外の憧れの地がある
  • ● 海外で自分の経歴に箔をつけたい
  • ● 留学をきっかけにキャリアや人生の軌道修正をしたい

基本的に留学に年齢は関係ないのですが、今の日本では社会人経験10年くらいの30代の方は、ストレスからくる疲れも蓄積していて、とくに「人生を学び直す」ための留学に該当する人が多い年代です。

そういう意味で今回「ディスティネーション重視型」の代表格として、32歳で渡英を発表したウエンツさんをご紹介しました。「自分も『アナザースカイ』のような経験がしたかったけど、もう社会人だし」と諦めていた人も、決して遅くはありません。

大川 彰一 留学ソムリエ 代表取締役

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おおかわ しょういち / Shoichi Okawa

日本認定留学カウンセラー協会幹事、TAFE Queensland駐日代表。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして4年間で約1000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国の教育系NPOのアジア統括ディレクターとして約6年間、グローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを大学の単位認定科目としての導入に成功、東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも携わる。現在は「留学ソムリエ®︎」として国際教育事業コンサルティングや留学の情報を発信。留学ソムリエの詳細はHPFacebookから。著書に『オトナ留学のススメ』(辰巳出版)。

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