「メンタルが安定しない人」が言いがちな言葉4つ 無意識のうちについ自分を下げていませんか?
私が長年のメンタルコーチングを通して確信している答えは、「言葉遣い」を変えれば、着実に好転していくということです。実際に、これまで徹底した「言葉遣い」に対する指導によって、オリンピックで金メダル獲得、甲子園で決勝進出、全国技能五輪で2年連続優勝など、さまざまな成果を残すことができています。
例えば、物事に取り組んでいて失敗したときに「なぜ失敗してしまったんだ」と嘆いたり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。実はこれは、ますます失敗しやすくなり負のループに陥ってしまうマイナス言葉なのです。
どのように改善していけばいいのか。この記事では、「マイナス言葉」からメンタルを安定に導く「プラス言葉」への言い換えをご紹介しています。やりがちな4つのシチュエーションを例にして、つい言ってしまう口癖とその対処法をお教えいたします。メンタルが安定しない、浮き沈みのある方は、ぜひ参考にしてみてください。
謙虚さは素晴らしいけれど…
① 「自分なんて〜」
「あの人と比べれば自分なんて〜」「能力の低い自分なんて〜」と自分を下げるクセがついていないでしょうか。その謙虚さは素晴らしい部分もありますが、「自分なんて〜」という言葉は脳にはマイナスとして伝わり、心の調子を下げてしまいます。
そればかりを使っていると自分の本来持っている能力を制限してしまうのです。ですから、「自分なんて~」という言葉を「自分だからこそ~」と変換するようにしていただきたいです。
例えば、「周りの目を気にしてしまう」と悩んでいるのなら、周りの人が気になるというマイナス面を、「だからこそ」という言葉を入れて「周りの人が気になってしまう。〝だからこそ〞落ち着いて周りを見られている」という捉え方もありますね。「周りの状況がよく見える」というプラスの側面を見つけることができたわけです。
失敗やミスが続くと自分の欠点に意識が向き自信が失われることがあります。しかし先の例のように視点をマイナス面からプラス面に変えることによって、物事のプラスの側面に気づき自信へとつなげていっていただきたいのです。
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