31年ぶりの高値!「今から仕込める上昇株」発見法 「会社四季報」元編集長がポイントを徹底解説

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「上方修正予備軍」をうまく見つければ、株価上昇を享受できる(デザイン:杉山未記)

会社四季報は「秋号」に最も役立つ情報が載っている

株価が好調だ。先週、TOPIX(東証株価指数)が31年ぶりの高値を更新し、日経平均株価は5カ月ぶりに3万円台へ乗せた。

『週刊東洋経済』9月13日発売号の特集は「株の道場 成長先取り編」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

9月17日には『会社四季報』2021年4集秋号が発売される。実は、年4回の発売の中で、「最も投資に役立つ情報が載っている宝庫が『秋号』」というのが四季報の編集に長年携わってきた私の結論である。

理由は単純。株価に織り込まれていない、潜在的な上方修正予備軍を見つけられるからだ。週刊東洋経済9月13日発売号は「株の道場 成長先取り編」を特集している。

日本の上場企業の約7割は3月期決算。第1四半期(4~6月)決算発表後に発行されるのが四季報秋号だ。私は経験則で、通期の利益計画を第1四半期に上方修正した企業は第2四半期でも上方修正してくることが多い、と感じていた。

そこでデータを確認したところ、次のように実証できた。

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