「俺の丼プリン」「俺の豚玉」の衝撃

ファミマの大きめシリーズは、女性にも人気

また、今回発売されたチーズケーキは、2013年に発売された人気スイーツの2代目商品。ベイクドチーズケーキとレアチーズクリーム、2種類のチーズケーキを組み合わせて、チーズケーキ好きの「どっちも食べたい願望」を満足させるところは前作と同様だが、今回はさらに、タルト生地を挟むことで、食感と味に変化をつけた。

同様に「バリチョコブラックシュー」はその名の通り「バリッとした」食感が特徴だ。ココア入りのシュー生地の中にはチョコカスタードクリーム、板チョコ、さらにチョコホイップが絞られている。チョコレート味を、さまざまな食感で楽しめる商品だ。

「量があるので、食べ飽きることのないよう、工夫するのがポイントです。たとえばコーヒーゼリーでも、中にコーヒーゼリーキューブを混ぜ込むなどして、さまざまな味や食感を組み合わせます」(津瀬さん)。

さらに訴求力を強めているポイントとして、インパクトのあるパッケージもはずせない。スイーツの甘みやソフトさを伝えるなら、暖色やパステルカラーを選ぶのがふさわしいだろうが、"俺の"シリーズでは敢えて黒を選択。ケーキなどの生地の一部に、竹炭を用いることもあるというから驚く。逆に言えば、カラーをブランドの重要なコンセプトとして位置づける上で、そこまでの思い切ったこだわりが必要だったということだろう。

"俺の"を惣菜にも展開

「俺の豚玉」

"俺の"シリーズは、惣菜商品など、スイーツ以外にも商品展開している。「ファミリーマートの“俺の”シリーズ」として、よりブランド力を高めているといえるだろう。

「昨今、コンビニ業界だけでなく、専門店を含めてスイーツのクォリティが充実してきており、あわせてお客様の意識もどんどん高まっています。それに対し当社では、素材を含めてこだわりを持った商品、たとえば"俺の"シリーズのように、『この商品を買うならファミマで』というような商品を展開していきたいと考えています」(津瀬さん)。

ファミリーマートでは2013年度は各店舗での商品の平均的な品揃えを、従来の2800アイテムから3700アイテムへと増やした。さらに2014年度には3800アイテムで展開している。また新たな客層である中高年や女性を含め、世代別・性別ごとのきめ細やかなニーズに合わせた商品拡充を進めていく方針だ。客の6割を占める男性層にアプローチする、"俺の"シリーズが今後どのように成長できるかが、ファミリーマートの戦略を左右しそうだ。

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