パウエル議長の講演受け次の大注目は雇用統計 市場予想上回るなら利回りのスティープ化持続
予想中央値では、8月の非農業部門雇用者数は前月比75万人増。7月は94万3000人増加だった。タヌッツォ氏によると、8月の統計が予想を上回れば、10年債利回りは現在の約1.3%から1.5%以上に向かう可能性が高いという。
ボラティリティーが急上昇する可能性も
そうなればボラティリティー(変動性)の急上昇も招きかねない。米国債市場のインプライド・ボラティリティーの指標となるICE・BofA・MOVE指数は、パウエル議長の27日の講演では混乱というほどには急上昇せず、2021年の平均付近で推移している。
5年債と30年債の利回り格差(スプレッド)は111ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後で、2月には167bpと、今年のピークを付けていた。
原題:Bond Traders Intensify Focus on Jobs for Treasuries’ Next Step(抜粋)
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著者:Liz McCormick
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