大阪・京都市内「初乗り運賃以下」で移動する裏技 地下鉄・バスの「乗継割引」をうまく活用しよう
鉄道各社が実施している「乗継割引」の制度を使うといろいろな場面で運賃を大幅に安くできる。制度と方法によっては、実質的に往復利用に使うことができる場合もある。過去にそういった利用法を紹介したが(「新宿―浅草間、実質『片道140円』で乗る超ウラ技」)、今回は大阪市内・京都市内版である。
大阪メトロは大阪シティバスとの乗継割引、京都市営地下鉄は複数のバス事業者との乗継割引の制度があり、これをうまく使えば実質的に往復の利用ができ、片道当たりの運賃を地下鉄・バスの初乗り運賃以下にすることも可能だ。
単純に利用すれば運賃が高いイメージがある大阪・京都の市内交通だが、乗継割引を使うとかなり割安な運賃で利用できるのでご紹介したい。
地下鉄とバスを乗り継ぐと100円引き
大阪メトロと大阪シティバスでは、カード系乗車券(交通系ICカード、ICOCAやSuica、PiTaPaなど)で乗車する場合に限り、両方の運賃の合計から100円引きになる乗継割引の制度を設けている。
この割引は当日中の乗り継ぎであれば適用され、乗り継ぐ際の時間制限はないという非常にお得なシステムだが、この制度を使えば乗り継ぐ間の時間に観光や用事を済ませて実質的に往復利用することもできる。行きを地下鉄、帰りはバスにすれば(逆も可)、実質片道初乗り以下、または大幅に割安になるというわけだ。
ただし、地下鉄とバスの間にほかの交通機関(例えばJRなど)をはさむと無効で、直接乗り継ぐ場合のみ有効とのことである。また、バスとバスの乗り継ぎだと1回分の運賃(210円)になるが、この場合は最初のバスを降りた後、次のバスを降りるまでの時間が90分以内という条件があり、乗り継ぎ時間に用事を済ますにはやや厳しいだろう。
では、地下鉄とバスを乗り継ぐ使用例をいくつか考えてみよう。
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