広瀬すずがドラミちゃん役「SoftBank」CMの威力 木村拓哉出演のマクドナルド、リポDもヒット

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日本マクドナルドの創業50周年に合わせたキャンペーンCMが12位にランクインした。CMは1971年7月20日に同社が第1号店をオープンした銀座を舞台に始まる。

ゴダイゴの『銀河鉄道999』をBGMに、イメージキャラクターの木村拓哉が街角で空を見上げ、雪のように舞い降りる数々の写真の中から1枚を手に取りほほ笑む姿に、「この50年、いくつのスマイルが生まれただろう」というモノローグが重なる。

「そのトリチは彼の父を笑顔にした」といった語りとともに、父と息子が並んでバーガーをほおばる様子や、新入社員が先輩に差し入れされた「テキサスバーガー」を味わうシーンなどが続き、ラストは銀座の大通りにたたずむ木村と「スマイルのリレーは続く。」というコピーを映し、復活発売される期間限定バーガーの映像や「50年前から未来へ続く。BIG SMILE 50 Anniversary」というロゴで締めくくった。

“スマイル”を軸とした共感度の高いストーリーで商品の情緒的なベネフィットを訴求し、成人男性や若年女性を中心に支持を集めた。このほか木村が自身の幼い頃の写真を見つけ、照れくさそうにスーツのポケットにしまう姿を描く60秒CMなども放送された。

リポビタンDのCMにも起用された木村拓哉

今期、木村は大正製薬『リポビタンD』のCMキャラクターに起用され、7月4日から新CMがスタートした。朝を迎える街が見渡せる場所で木村が「僕らはみんな強くない。それでも、前へ踏み出せる時がきっと来るから」などと語り、「よろしくな」と商品を手に立ち上がる姿を映す内容だ。

今期はわずか2回の放送ながらCM好感度3.3‰をマーク。同ブランドのCMにはこれまでアクション系のタレントやアスリートの起用が多かったこともあり男性からの得票が目立ったが、本作は女性を中心にスコアを伸ばした。近年、さまざまな業種のCMで快進撃を続ける木村の起用が奏功したといえるだろう。

続いて紹介したいのは三井不動産リアルティ『三井のリハウス』のCMだ。1987年に同社のCMで初代リハウスガールとして“白鳥麗子”を演じた宮沢りえを34年ぶりに起用したことが多くの反響を呼んでいる。

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