米モデルナ12歳未満対象ワクチン治験の規模拡大 心臓疾患を引き起こすとの副反応懸念受け

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バイオテクノロジー企業の米モデルナは新型コロナウイルスのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンがまれな副反応で心臓疾患を引き起こす可能性があるとの懸念を受け、現在進めている12歳未満の小児を対象にしたワクチン臨床試験の規模を拡大し、より多くの安全性データを収集すると表明した。

モデルナの広報担当者は発表資料で、「目的は安全性データベースを拡大し、よりまれな事象を発見できる可能性を高めることだ」と説明した。

この担当者によると、臨床試験のスケジュールは規制当局の議論や要請に基づき定期的に見直されており、モデルナは今年後半か来年序盤の使用許可を裏付けるデータの確保を予想している。現在、米食品医薬品局(FDA)と臨床試験の規模拡大について協議しているという。

モデルナに加え、米ファイザー・独ビオンテックのmRNAワクチンを接種した若者にまれに心筋や心膜の炎症が報告されたことから、双方のワクチンの副反応を巡る懸念が広がっていた。

26日の米株式市場でモデルナの株価終値は3.7%安。ファイザーは0.3%高、ビオンテックの米国預託証券(ADR)は1.5%高でそれぞれ取引を終えた。

原題:Moderna Expands Child Vaccine Trial to Get More Safety Data (1)(抜粋)

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著者:Robert Langreth、Riley Griffin

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