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難しい質問に「即答できる人」のすごい頭の使い方 大量のデータを脳から引き出す「チャンク化」

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こうしてチャンク化した情報のおかげで、私はYouTubeの生配信でどのような質問を投げかけられても、即座に答えることができているのです。

もうおわかりのように、これがチャンク化で知識の応用力を身につけるプロセスになります。複数の知識が大きなチャンクとして頭に内蔵されているため、情報をバラバラに覚えたときよりも、反射的に大量のデータを脳から引き出すことができるわけです。

チャンクにして覚えるから、身につけた知識に応用が利く

さて、そもそもこの「チャンク」とは何なのでしょうか。

チャンクは認知心理学の用語で、人間が認識できる情報の集合を意味します。「マジカルナンバー4」という言葉をご存じでしょうか? ミズーリ大学の心理学者ネルソン・コーワン博士が提唱した概念で、「人間が短期的に記憶できるものごとは4個ぐらいしかない」という事実を表した言葉です。

人間が一度に記憶できるものごとの単位を、現在の認知心理学では「チャンク」として扱います。

例えば、「隋」「皇帝」「楊堅」「北周」という情報をバラバラに提示された場合、あなたの脳は、これらを4つのチャンクとして認識します。しかし、すべての情報をまとめて「隋の初代皇帝である楊堅は北周の外戚である」などと1つの文章にまとめると、今度は1つのチャンクとして認識するのです。

このように、複数の情報を〝かたまり〞に変えることを「チャンク化」と呼びます。バラバラな情報をそれぞれ覚えるのは大変ですが、1つの知識としてグループにすれば覚えやすくなるでしょう。この「チャンク化」を使いこなすのが、あなたの応用力を限界まで引き出すコツなのです。

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ちなみに、チャンク化のパワーを初めて世に知らしめたのは、フロリダ州立大学の心理学者アンダース・エリクソン博士です。

1980年、エリクソン博士は学生の被験者を集め、デタラメな数列を覚えるように指示しました。実験に集まった学生は中距離走のランナーが多かったため、例えば「7897」といった数列なら「7分8秒97」のようにチャンク化し、トラックタイムを覚えるつもりで記憶させたそうです。

最初はどの学生も4〜7桁の数字しか覚えられませんでしたが、トレーニングを続けるうちに変化が起きました。大半の学生が、なんと瞬時に80桁もの数列を記憶できるようになっていったのです。

80桁といえば、初めて聞いた8人の電話番号をすぐに暗唱できるようなもの。まさにチャンク化おそるべし、といったところです。

いずれにせよ一番大事なのは、自分の頭に残りやすい方法で複数の情報をつなげることです。あなたなりのチャンク化を続けて、大量の情報を定着させましょう。

さて、それではこれから「チャンク化ノート」の作り方と実践について学んでいきましょう。具体的な方法については次回の記事でご紹介します。

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